出来れば働きたくない美容師

毎日happyに生きる

諸行無常

昨日

知り合いから連絡がきた。

 

うちのお店に来てくれていた

お客様が亡くなったという連絡でした。

 

その方は

もう3年近く

うちのお店にはご来店していなかったが

ずっと尊敬していた方でした。

 

会社を経営していて

経験豊富で聞く話しは

どれも面白く

何よりもすごい人なのに

僕みたいな若造と同じ目線で話をしてくれたし

話を聞いてくれました。

 

以前

自分のお店でスタッフが大量に

辞めてしまう出来事があった。

その時も的確にアドバイスをしてくれ

本当に励みになりました。

 

やることすべてがスマートで

嫌味がなく底抜けに明るい方でした。

 

地域に貢献したいといって

クルーザーをポンと買ってしまい

船舶免許も60代で取得してしまい

乗せてくれたりもした。

 

貢献したいと言うと偽善のような

気がするが不思議と応援したくなるような

人柄でした。

 

3年ぐらい前に

突然、いま病院行ってきたら

余命3ヶ月って言われちゃったと

真っ先に僕のところに来て

話をしてくれました。

 

最初、冗談を言ってるかと思ったが

本当のことでした。

 

これから治療で

当分、髪を切ることはないからと

言って真っ先に来てくれました。

 

それから数回

ご来店してくれたが

ここ数年は姿を見ることはなかったです。

 

でも

最後にご来店してくれた時に

言った言葉が今でも離れないです。

 

どんなに気をつけても

避けられないものってあるんだよね

でも

俺、好き勝手やってきたから

全然、悔いはないんだよね。

 

たぶんこの言葉には

強がりなどはなく本気で

そう思っていたと感じます。

 

色々こと思い出しながら慌てて

お通夜に向かいました。

なんとかギリギリ間に合いました。

 

行ってみて

その方がどこに住み

どんな家族構成とかも

なにも知りませんでした。

 

お店でお客様として来て頂いた

わずかな時間ことしか知りませんでした。

 

でも

亡骸を見たら

身内の方も若干引いたんではないかと

思うぐらい

号泣してしまいました。

 

その方のこと

全然知らなくても

関わってくれたわずかな時間で

僕はどんなに救われたか

 

形あるものはすべて

形を変え変わっていく

 

そんな当たり前のことが

受け入れれない気持ちで一杯でした。

 

それと同時に

僕、自身も

 

悔いがないんだよね

 

と言える人生を歩むを誓いました。

 

ありがとうございました。